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トピックス教育実習Iインタビュー (その3)
洗足こども短期大学の1年生は、10月に2週間の「教育実習I」を実施しました。今回の実習では、幼稚園教育における補助的な役割を担うことを通して、教育実習園の幼児の実態とこれを踏まえた教育活動の特色を理解することを目指しました。絵本の読み聞かせや、ピアノの弾き歌い、製作などの課題にも取り組み、学生にとっても大きな経験になったようです。実習が終わった1年生の軽込さんに教育実習についてお話を伺いました。
①幼稚園実習で一番学びになったこと
今回の教育実習Ⅰでは、3歳児クラスに配属されました。保育者は、子ども一人ひとりの性格、発達過程などを把握して援助を行っていることを学びました。朝の支度になかなか取り掛からない子に対して、私はどの子どもにも同じような声掛けをしていたのですが、保育者は楽しく支度が出来るように促したり、その日の子どもの調子によって異なる援助をしたりしていました。このことから、子ども一人ひとりに合わせた援助が大切だと感じました。
②実習先の先生からいただいたアドバイス
ピアノや紙芝居などはほぼ毎日経験させていただきましたが、初めての部分実習(製作)では、とても緊張してしまい、思うように進められず、少し残念な気持ちでした。実習先の先生から「先生自身が楽しめないと子ども達にも伝わってしまうよ」とアドバイスいただき、私は上手に部分実習を終えることだけを考えて進めてしまっていたことに気が付きました。まずは自分が「子ども達と一緒に楽しむ」という気持ちを大事にしていきたいと思います。
③実習の感想
初めての教育実習の最初の2日間は、不安や緊張で子ども達と距離を縮めるのが難しいと感じていました。だんだんと落ち着き、実習先の先生方の子ども達への対応を観察し、取り入れられそうな部分を自分も子ども達に実践する事を意識していました。そして、子ども達と関わる中で、自分はどんな保育者になりたいのか、今まで漠然としたイメージだったのですが、実際に現場を体験してみると、具体的にイメージすることができ、これからの学校での学びに繋がると思いました。手遊びや紙芝居の時の子ども達の反応など、実習で経験しなければ分からないことが沢山学べて、とても充実した2週間を送れたと思います。
洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。軽込さんが、実習で身に付けた子ども一人ひとりに合わせた援助が大切なことは保育者としてとても重要です。軽込さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。
実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。