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トピックス保育所実習Iに参加して(その1)
洗足こども短期大学の1年生は2023年2月に保育所で実習しました。
実習の終わった1年生の御子神さんに保育所実習についてお話を伺いました。
①実習したクラスの年齢、子どもとの接し方、関わり方
私は0、2、3歳児のクラスで実習を行いました。その中でも、2歳児クラスには一週間ほど入らせていただきました。2歳児は個人差が大きいので、一人ひとりのできることに合わせて見守ったり、最低限の援助をしたりできるよう子どもの様子を観察しながら関わりました。また、子どものやる気を引き出せるよう「上手にできるかな。」や「お姉さん、お兄さんなところ見たいな。」など積極的に声を掛け、「上手にできたね。」と褒めると、子どもが自分から物事に取り組み、「できた!」という達成感から笑顔が溢れていました。その姿を見て、私も自然と笑顔になりました。
②実習園で受けたアドバイスについて
絵本を読む時、全ての子どもが見やすいように向きや角度、高さを考えながら本を持って読むと見やすくなると教えていただきました。さらに、読む場面や人数によって、本の大きさや話の長さなどを変えて工夫すると、子どもも飽きることなく、より楽しみながら読み聞かせを聞くことができるとアドバイスをいただきました。読み聞かせ一つでも、子どもが見やすく、興味を持ってもらえるよう環境や伝え方の工夫が沢山あり、それらの工夫をすることで、絵本を通して伝えたいことが伝わりやすく、子どもの一つでも多くの学びに繋がるのだと感じました。
③実習の感想
今回の実習で、保育者は子ども一人ひとりをよく観察し、保育者同士で情報を頻繁に共有することで、小さな変化に気づき、子どもの安全を守ることに繋がるのだと感じました。また、目を合わせて話したり、スキンシップを取ったり、子どもと一緒に楽しんだりして、子どもが安心できる関わり方の大切さも感じることができました。このような、保育者が一丸となって守る安全と安心は、子どもが毎日を生き生きと過ごせる支えになっているのだ考え、子どもだけでなく、保育者の魅力にも気付くことができました。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、0、2、3歳児の保育を経験してきた御子神さんは保育園の先生からのアドバイスにより、読み聞かせの時も色々と工夫をすることで、絵本を通して伝えたいことが伝わりやすく、子どもの学びに繋がることを実感してきたようです。4月から2年生になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。
実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。