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保育所実習Iに参加して(その5)

2023.05.12|Topics

洗足こども短期大学の1年生は2023年2月に保育所で実習をしました。
実習の終わった1年生の平田さんに保育所実習についてお話を伺いました。

① 実習したクラスの年齢、子どもとの接し方、関わり方

0〜5歳児の全てのクラスで実習を行いました。
印象に残っているのは、3歳児です。
次々に読んでほしいとせがまれる絵本の読み聞かせ、たくさんの経験ができました。
まずは一人の子どもが「これ、読んで」と言ってくる。
その様子を見た他の子どもたちが次々に「読んで、読んで」と絵本の輪が広がりました。
小さなコミュニケーションを大切に関わることで、子どもとの関係が築けることを学びました。
自分は身長が高いため、常にしゃがんで子どもの目線に合うように工夫し、
「それなあに」と問いかけてみたり、隣にただしゃがんでみたり。
そんな小さなコミュニケーションが保育士にとって大切だということに気がつきました。

② 実習園で受けたアドバイスについて

0歳児との関わりでは、どうしても一人一人の子どもに注目し過ぎていました。
「子どもが多い方向に身体を向けるといいよ」と実習園の先生にアドバイスいただいたことで、自分の背後に子どもがたくさんいることに気がつきました。
自然に視野が広がり、全体を見ないと保育は始まらないことに気づきました。

③ 実習の感想

園外活動の際の子どもの安全を守るためには、「急がせない」ことが大事。
常に子ども目線で関わることの大切さを学びました。
また、言葉で自分の気持ちを伝えることが難しい0歳児の子どもたち。
遊んでいる時、食事の時、排泄の時、さまざまな場面で泣いてしまうのですが、その泣き方はさまざまです。
「泣く」ことで、全身を使って自分の感情を伝えようとしている懸命な姿に愛おしさを感じつつ、その気持ちをどうにか汲み取りたいという思いになりました。
子どもたちの生きる力の素晴らしさを実感した実習でした。

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、0~5歳児の保育を経験してきた平田さんは保育園の先生からのアドバイスにより、子どもが多い方向に身体を向けることの大切さと共に子どもたちの生きる力の素晴らしさを実感してきたようです。4月から2年生になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。

実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。