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トピックス保育所実習II インタビュー(その2)
洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。実習の終わった2年生の石黒さんに保育所実習についてお話を伺いました。
① 保育所実習での1番の学び
今回の保育所実習Ⅱでは、0、2、4、5、歳児クラスに入らせていただきました。なかでも最も多く関わらせていただいたのが2歳児です。様々な年齢の子どもたちと関わらせていただき、学びがたくさんありました。
施設実習にて障がいを持つ子どもの成長発達に関心を持つようになり、今回の実習でも多動の子との関わりに着目し、実習に取り組みました。最初は、信頼関係を築くまで大変なこともありましたが、徐々に距離を縮めていくことができました。そして、その子の特性を理解したうえで関わってみたところ、褒めてもらえることが自信になっていることがわかったのです。関わり方次第で、その子の反応が変わっていくことに気づけたことがとても嬉しかったです。
② 実習先の先生からいただいたアドバイス
実習目標として、「環境構成を学びたい。」と記入したことがありました。実習園の保育室には壁の装飾などもシンプルだったため、子どもへの影響を考えての配慮だと感じました。そのことをお伝えすると、先生から「物とか配置とかも大事ですが、保育者が最も大切な環境です。子どもへの言葉かけ、保育者同士の話し声、楽しむべき時は保育者が目一杯楽しむ、しっかり伝えたい時には気持ちが伝わるように話すなど、保育者自身が環境ということを学んでください。」とご指導いただき、その言葉がとても心に残っています。
③ 実習の感想
部分実習は自己責任のもと行うため、戸惑うこともありました。新聞遊びを計画しましたが指導案とは異なる展開となり、焦ってしまうこともありました。しかし、保育者が予想し得ないことが起こるのが保育だということに気づくことができました。
今回の実習を通して、子ども一人ひとりの困っていることや悲しいこと、嬉しいことなどを保育者が汲み取ることが大切だと感じました。自分のことをわかってくれる大人は保護者以外にもいるということ、この先生がいるから大丈夫と思ってもらえるような保育者になりたいと思いました。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回、実習先の先生から「保育者自身が環境ということを学んでください。」というアドバイスをいただいた石黒さんは、保育者の役割の大切さをしっかりと身につけてきてくれました。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。
実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。