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保育所実習Iに参加して(その6)

2024.04.25|Topics

洗足こども短期大学の1年生は2024年2月に保育所で実習をしました。
保育所実習Iについて、2年生になった工藤さんにお話を伺いました。

① 実習したクラスの年齢、子どもの接し方、関わり方
全てのクラスで実習を行いましたが、後半は2歳児クラスの子どもと密に関わりました。低年齢の子どもは言葉でのコミュニケーションが難しいと思っていましたが、目の前の子どもが発した言葉を繰り返すことからコミュニケーションをはじめました。ある日、子どもがお迎えを心待ちにしている時に、気持ちを受け止めようと、時計についているマークを指差し「今ママも頑張っているけど、イチゴのマークに来たら来るかもしれないね、一緒に待っていようね」と子どもと同じ目線になって関わることを意識しました。子どもと気持ちが繋がったと感じた出来事でした。

② 実習先の先生からいただいたアドバイス
「子どもの目線になって考えることの積み重ねが信頼関係につながる」ことを学びました。
子ども同士の気持ちがすれ違い、困っている時に援助することは当然ですが、自分から子どもの遊びに興味を持ち積極的に関わっていくことで、子どもとの信頼関係が築かれることを体験することができました。また、子どもと関わる引き出しをたくさん持った先生にも出会いました。その先生は小さいカバンを下げていて、中には絵をラミネートしたものやちょっとした教材など子どもがワクワクするものが入っていて、それを使って歌いかけをしながら関わっていました。私もそんな素敵な引き出しがたくさんある保育者になりたいと思いました。

③ 実習の感想
10月に参加した初めての幼稚園実習では緊張していたこともありましたが、笑顔も少なく自分でも思うように動けなかったという反省がありました。今回の保育所実習では、自分の課題を意識し自ら行動することで、子どもとの関わりが充実したものになりました。先生方が、実習生である私が考えてやってみたいと提案したものについて、本当に親身になってアドバイスをくださいました。現場の先生が子どもたちへ向ける熱意にも感動し、1年後保育者になることがとても楽しみになりました。

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、工藤さんは、実習園の先生からアドバイスをいただいて、自分から子どもの遊びに興味を持ち積極的に関わっていくことで、子どもとの信頼関係が築かれることを実感してきたようです。残り1年間の授業や実習を通じて、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、社会に貢献できる保育者としてさらに成長できるようにサポートしてまいります。

実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。