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教育実習Ⅱインタビュー (その2)

2024.08.27|Topics

洗足こども短期大学の2年生は、5月に2週間の教育実習Ⅱを実施しました。
今回の実習は、幼稚園免許取得の最後の実習で、1日、担任の先生にかわって子どもたちの前に立ち保育を進める経験もしました。学生にとっても大きな経験になったようです。
実習が終わった2年生の小林さんに教育実習についてお話を伺いました。

①幼稚園実習で一番学びになったこと
教育実習Ⅱを終えて、一番学びになったことは、子ども一人ひとりの関わり方です。
実習では子ども達全員と毎日話し、関わる事を目標にしていました。しかし、実習生に興味を持って話しかけてくれる子はいますが、実習生に人見知りや信頼関係がない子とは、近寄ると離れてしまったり、話しかけても反応がなかったりしました。
毎日どうしたらクラス全員と関わることができるかを考え、自由遊びの時は、時間を決めていろいろな子どもの場所に移動したり、挨拶をする時は子どもの名前を呼び、同じ目線で挨拶をする事を意識しました。
また、子ども一人ひとりの性格等を考えて違う関わり方をしました。そうすると、徐々にですが今まで離れてしまっていた子や、話しかけても反応がなかった子が近寄って話しかけてくれたり、実習生が話しかけても反応してくれるようになり、子ども達との距離が近くなりました。
教育実習Ⅱでは、教育実習Ⅰではできなかった事や子ども一人ひとりの関わり方を学ぶことが出来ました。

②実習先の先生からいただいたアドバイス
毎日沢山のアドバイスをいただきました。
例えば、子ども達が話を集中して聞いてくれない時には、最初クラスの名前を言った後に返事が返ってきたら、わざと小さい声で話すことで子どもが集中して聞いてもらいやすい事を教えていただきました。責任実習の際に実践をし、子どもが集中して聞いてくれるようになりました。
また、少しの間や時間が余ってしまうということがありました。そんな時には準備のいらないゲームを何個か知っといた方がいい。と教えていただきました。
保育所実習Ⅱでは、先生からいただいたアドバイスを活かし、ゲームや子どもが楽しく待つ事ができるよう準備をしていきたいと思います。

③実習の感想
今回の教育実習Ⅱでは、4歳児クラスに配属されました。最初は何をしていいのか、子どもの遊びに参加していいのか不安だったり、保育者の目や評価を気にして自分の思うように実習をする事が出来ませんでしたが、保育者の方から間違っていたらその場でちゃんと伝えるから自分で思うようにやっていいと教えていただきました。次の日から、子どもの遊びに積極的に参加をするように心がけ、今までの実習で出来なかった自分らしい実習をする事が出来ました。
責任実習では、失敗や不安、緊張で、笑顔で出来るか、子どもに緊張が伝わらないかといろいろなことを考えていました。しかし、実習最終日に責任実習をさせていただくので、子ども達全員の顔を見て笑顔で関わりたい、失敗をしてもいいと考えてやる事を意識しました。当日、少し緊張はしましたが、表情豊かに関わることや声の強弱をつけることができました。ご指導いただいた先生からも、笑顔で関わっていて声を聞きやすい等褒めていただきました。
実習は、不安や緊張はあるのは変わりないですが、自分に自信を持って子どもと関わることや自分ができなかった事をできるように考える事が大切だと気づきました。この経験を保育所実習Ⅱで生かせるようにマイナスな気持ちではなくプラスな気持ちで出来たらいいなと思っています。

洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。小林さんは、自分に自信を持って、プラスな気持ちで子どもと関わることの大切さを実感したようです。小林さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。

実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。