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教育実習Ⅱインタビュー (その3)

2024.08.29|Topics

洗足こども短期大学の2年生は、5月に2週間の教育実習Ⅱを実施しました。
今回の実習は、幼稚園免許取得の最後の実習で、1日、担任の先生にかわって子どもたちの前に立ち保育を進める経験もしました。学生にとっても大きな経験になったようです。
実習が終わった2年生の平塚さんに教育実習についてお話を伺いました。

①幼稚園実習で一番学びになったこと
責任実習をする年中のクラスを中心として、年少、年長のクラスにも入り、様々な子ども達と接することができました。その中で、援助と見守りの大切さを学びました。子どもの発達や性格なども考えながら、今この子に必要なのは援助なのか、見守りなのかをまず考え、次にどこまで手助けするか、または言葉掛けで促す方が良いのか、見守りつつ待つことが大切なのかなどその都度難しかったですが、自分なりに実習の中で学ぶことができました。

②実習先の先生からいただいたアドバイス
責任実習後の振り返りでいただいたアドバイスは具体的なもので心に残っています。「区切ることと、保育者が見本を見せるといいですよ」という内容でした。責任実習では、フルーツバスケットをしたのですが、事前のフルーツペンダント製作の際に「椅子とクレパスを持ってきて座りましょう」と同時にふたつの指示を出してしまいました。
それによって子ども達の動きに少し混乱がありました。次からは、子どもたちに伝わりやすいようにアドバイスを工夫していきたいと思います。年齢が小さいほど大切になるアドバイスではないかと感じましたので、保育所実習でも活かしていきたいです。

③実習の感想
今回は責任実習が加わることもあり、実習が始まる前からとても緊張していました。このままではいけないと思い、絵本の読み聞かせやピアノの弾き歌いなど部分実習も多くさせていただき、少しずつ子ども達と一緒に何かをするという経験を重ねていきました。責任実習はフルーツバスケットでしたが、前日の夜には自宅でシミュレーションもして臨みました。担当クラスが全体的に落ち着いていたクラスだったこともあり、大きなハプニングもなく終えることができました。何より嬉しかったのは、作ったフルーツペンダントを見せてくれたり、「楽しかった」と言ってくれた子ども達の笑顔です。責任実習では、登園から降園まで、子ども達が安心して過ごせるようにする責任の重さも感じましたし、一人ひとりの育ちに関わる人的環境である保育者の大切さを改めて認識でき、沢山の学びがあった実習でした。これから保育実習、施設実習と続きますが、教育実習での学びを次に繋げて頑張りたいと思います。

洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。平塚さんは、子ども達が安心して過ごせるようにする責任の重さもと共に、一人ひとりの育ちに関わる人的環境である保育者の大切さを実感したようです。平塚さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。

実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。