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トピックス保育所実習II インタビュー(その2)
洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。実習の終わった2年生の小島さんに保育所実習についてお話を伺いました。
1. 保育所実習での1番の学びになったこと
今回の実習で一番学びになったことは、保育者同士でのコミュニケーションが大切だということです。保育園では子どもの生活時間が長いため、子どもが安心して過ごせるように、また、保護者の方が安心して子どもを保育所に預けることができるように、早番と遅番の保育者同士で連携がとられていました。それにより、担任の保育者がいなくても子どもの様子を保護者の方に伝えることができていました。保護者の方がいつも安心した表情でお迎えに来ていた様子から、保育者同士でコミュニケーションを取ることは、子どもが安心して1日を過ごせるだけでなく、保護者の方から信頼を得ることに繋がることを学びました。
2. 実習先の先生からいただいたアドバイス
実習先の先生からは、子どもの行動には必ず背景があるということ、特に言葉の表出が少ない低年齢の子どもと関わる時には、よく子どもの表情を観察してなぜその行動をしているのか気持ちを考えながら関わるということをアドバイスいただきました。言葉の表出が少ない低年齢の子どもと関わる時には一つ一つ手探りで関わっていくことは簡単ではありませんでした。しかし、いただいたアドバイスをふまえて関わることで、言葉での会話はできなくても、子どもと気持ちが通じ合う瞬間が生まれ、その瞬間がとても嬉しいと感じました。いただいたアドバイスを大切にし、現場に出た時にもこの関わり方を大切にしたいと思いました。
3. 実習の感想
今回の実習では、責任実習も経験させていただき、子どもに指示を出す時には混乱してしまわないように順序や見通し、そして子どもの動きを明確にすることの大切さを学ぶことができました。また、活動の切り替わりのお片付けの時間に、子どもよりも先生方が楽しんで片付けていたため、その姿を見て子どもも楽しく片付けをする姿がありました。子どもが1日を楽しく過ごすことができるためには、細かい配慮が必要であると同時に、保育者自身が楽しむことで子どもも楽しむことができるのだと感じました。私自身も子どもが1日楽しく過ごすことができるように、自分自身も楽しんで保育ができるような保育者になりたいと感じました。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。
実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。