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保育所実習II インタビュー(その3)

2024.11.22|Topics

洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。実習の終わった2年生の柳田さんに保育所実習についてお話を伺いました。

1. 保育所実習での1番の学びになったこと
今回の実習で1番学びになったことは、声掛けの工夫です。実習園では、どの学年も子どもにとって少し難しい目標を設定し、子どもの自立を促せるよう保育を行っていました。高い目標設定をすることで、諦めそうになる子どももいますが、保育者の方が肯定的な言葉をかけ、子ども達のやる気を損わないようにしていました。また、目標を達成できた際は、たくさん褒め、できたことの喜びを味わえるように関わり、次への挑戦につなげていました。その場面を見て、声掛けの工夫の大切さを学ぶことができました。

2. 実習先の先生からいただいたアドバイス
特に印象に残っているのは、子どもの視線や目線に気を配ることです。乳児や低年齢児は、自分が思っていることを明確に言葉で発言することが難しい時期です。そのため、子どもの視線の先を意識することで、子どもが心の中で思っていることをイメージすることができます。また、子どもの目線で関わることで、興味関心に寄り添ったり、普段との違いに気づきやすくなり、体調への配慮にもつながります。アドバイスを踏まえて実習することで、たくさんのことに気づくことができました。

3. 実習の感想
今回の保育実習IIでは、学生生活の中で最後の実習であることを念頭に置き、現場の保育者の方の動きを見て、自ら行動することを意識しました。その中で、一年生の時の実習を思い出しながら、次にやることを考え、現場の動きに溶け込めるよう実践しました。部分実習や責任実習では、子どもの前に立つことの難しさを痛感し、自分の課題をたくさん見つけることができました。同時に、自分の強みも見つけられたと考えています。今回の実習で得たことを今後の現場で活かせるようにしたいと思います。

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。

実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。