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トピックス保育所実習II インタビュー(その4)
洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。実習の終わった2年生の町田さんに保育所実習についてお話を伺いました。
1. 保育所実習での1番の学びになったこと
保育者と子どもの関わりの中で、声掛けをする際は子どもが前向きに期待感をもって活動できるようにすることの大切さを知りました。ほかにも実習園の先生方が、子どもが苦手意識を持って嫌なものと感じないようにスモールステップで進められるように工夫していたり、子どもとの日々の関わりの中でコミュニケーションを大切にし、その瞬間にしかない子どもの姿を捉え気持ちを尊重したりする姿が印象的でした。それらの姿からは、子どもがやってみようと思えるきっかけをどのように作るのかについて、学びを得ることができました。否定的に声掛けをしたり、無理に活動に参加させることなく、「また少ししたら声をかけるね」などと子どもの気持ちを優先することが子どもが「やってみよう」と思えるきっかけになるのではないかと感じました。
2. 実習先の先生からいただいたアドバイス
実習先の先生から頂いたアドバイスで心に残っていることは、引き出しをたくさん持つことを大切にしながら、個々の子どもに合わせて声掛けや援助を行うということです。実習の始めの方は、子どもに対して同じ声掛けをしている事や、抽象的な声掛けをしてしまい、私の声掛けが伝わらないことがありました。しかし、実習園の先生からアドバイスをいただき実践してみると、私の声掛けが少しずつ子どもに伝わるようになりました。実践してみて失敗をしても、また新しい援助や声掛けを考え実践することで、様々な引き出しが増えるというアドバイスもいただきました。子どもとの信頼関係を築く上で大切なことは、子どもを「知る」ことや、一人一人に合わせた保育をすることが重要だと改めて感じる実習になりました。
3. 実習の感想
1年生の時は観察実習がメインだったこともあり、先生方から指示を受けたことを行う実習でした。しかし、今回の実習では責任実習に向けて私自身「1人の保育者として」の気持ちで実習に臨みました。責任実習に向けて気になった子どもの姿や保育者の配慮などは積極的に質問し、日々子どもの姿を捉えることで、責任実習当日も大きな問題なく無事に進めることができました。課題は多く残りましたが、実習園の先生方からは、改善点だけではなく良い点もたくさん教えていただいたので、前向きに次には活かそうという気持ちになりました。また、実習園の先生方がとても親切で、毎日笑顔で「おはようございます」と挨拶をしてくれたり、掃除をしている時に「ありがとうございます」や「お疲れ様です」と言葉を伝えてくださったりしたおかげで、最後まで気持ちよく実習させていただきました。また困った時に相談しやすい環境がありました。私が実習で積極的に自分らしくいられたのは実習園の先生方のおかげです。とても素敵な園の中で成長する為の学びを得ることができた実習になりました。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。
実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。