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トピックス保育所実習II インタビュー(その5)
洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。実習の終わった2年生の早樋さんに保育所実習についてお話を伺いました。
1. 保育所実習での1番の学びになったこと
保育所実習で一番学びになったことは、保育者が子どもに寄り添う働きかけです。例えば、自我が芽生えてくる2、3歳児と関わる時は、子どもの「自分でやりたい」という気持ちを、「まずは保育者が受け止めること」が大切であると学びました。時間がかかっても側で見守り、子どもが自分の力でできた時は全力で褒めて尊重することで、子どもの自信や意欲に繋がっていることを実感しました。保育実習を経験して、その時々で子どもの成長に大きく影響する子どもに寄り添った保育者の働きかけの重要性について、深く学ぶことができました。
2. 実習先の先生からいただいたアドバイス
実習先の先生からいただいたアドバイスで印象に残ったことは、「子どもたちの集中や、注目を集めるための引き出しを複数持っておくと良い」というアドバイスです。責任実習をさせていただいた際、主活動にリレー遊びを計画しました。その時に私は、先に活動で使う道具を出してしまったため、子どもたちがその道具を見て興奮して丁寧なルール説明ができませんでした。道具を出すタイミングや方法を工夫し、簡単にできるクイズ遊びを用いて落ち着いた環境を作ってからお話を始めることの大切さを実感しました。そして、子どもたちの集中力を高めるための引き出しを複数持っておくことは、子どもの状況に合わせた子ども主体の保育につながることも学びました。これからも「引き出しを増やす」を心に留めて、保育の勉強を続けていきたいと思います。
3. 実習の感想
実習での保育活動や遊びを通じて、子どもたちの成長を見守る保育者の役割や子ども理解について学びを深めることができました。絵本や紙芝居の読み聞かせ、手遊びでは、子どもたちの反応を間近で見ることができ、また、子どもたちの特性や発達段階に応じた対応が求められることを学び、保育者の柔軟な思考と瞬時の判断力が必要だと感じました。さらに、先生方からの指導やアドバイスをもとに沢山の知識や技術を学ぶことで、保育の現場での実践力について理解できたと感じています。実習を通して、私の心の中に芽生えている子どもたちの成長を支えることの喜びや、保育者としての責任感が一層強くなりました。この経験を活かして、豊かな保育者になれるよう努力していきたいと思います。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。
実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。