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保育所実習Iに参加して(その3)

2025.05.07|Topics

洗足こども短期大学の1年生は2024年2月に保育所で実習をしました。
保育所実習Iについて、2年生になった柳本さんにお話を伺いました。

①実習したクラスの年齢、子どもの接し方、関わり方

乳児から幼児まで全クラスで実習し、年齢ごとの発達段階の違いを観察しました。乳児クラスでは人見知りに配慮し、少しずつ距離を縮めながら接し、幼児クラスでは全力で遊んだり質問に答えたりしながら積極的に関わり、信頼関係を築くことを意識しました。また、子ども一人ひとりの発達段階を理解し、援助の仕方や関わり方を工夫しました。

②実習先の先生からいただいたアドバイス

子ども一人ひとりに合わせた言葉掛けの重要性を学びました。特に、身支度などでは、子どもが自ら取り組めるよう、「かっこいいところが見たいな」「できたらかっこいいよ」といった前向きな言葉を用いることで子どもの主体性が引き出され、援助の程度は、各自の発達段階に応じて達成感を味わえるよう最小限にとどめることが大切です。こうした関わりを通して、子どもが自ら選択し、判断する力を育むことができると教わりました。

③実習全体を通した感想

各年齢の発達段階の違いを観察し、同年齢でも個々に発達過程が異なり、1歳の差で成長の変化が大きいことを実感しました。園庭遊びや合同保育での異年齢児の交流も多く見られ、現場ならではの学びや、ハプニングへの保育者の迅速な対応を知ることができ、今後の糧となる多くの学びを得ました。また、自分で作成した「スケッチブックシアター」の実践を通じて、子どもたちの反応に応じた臨機応変な対応や、より楽しめる工夫の仕方を学びました。今回の保育実習Iでの学びを、今後の実習に活かしていきたいです。

 

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、乳児から幼児まで全クラスで実習し、年齢ごとの発達段階の違いを観察してきた柳本さんは同年齢でも個々に発達過程が異なり、1歳の差で成長の変化が大きいことを実感してきたようです。残り1年間の授業や実習を通じて、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、社会に貢献できる保育者としてさらに成長できるようにサポートしてまいります。

実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。