TOPICS
トピックス保育所実習Iに参加して(その4)
洗足こども短期大学の1年生は2024年2月に保育所で実習をしました。
保育所実習Iについて、2年生になった古橋さんにお話を伺いました。
① 実習したクラスの年齢、子どもの接し方、関わり方
全てのクラスで実習を行いましたが、実習後半は3-5歳児の異年齢クラスで子どもたちと関わりました。異年齢の子ども同士で関わることで思いやりが育ち、互いに刺激を受けながら過ごしていました。また、全ての保育室でコーナー遊びができる環境構成がされていて、子どもたちは自分で遊びを選択して楽しんでいました。そのため、子ども自身が好きなことに取り組めるように見守りながら関わりました。また、一人ひとりの特性に合わせて接することが大切で、できるだけ多くの子どもの特性を理解しながら関わるようにしました。低年齢児へは言葉だけでなく表情や動きも大切にして関わることで信頼関係を築いていくことができました。
②実習先の先生からいただいたアドバイス
園の先生から「子どもたち一人ひとりのペースに合わせた支援の大切さ」についてアドバイスを頂きました。特に、異年齢クラスでは年齢に応じた柔軟な関わり方が求められるため、子ども同士のコミュニケーションや役割分担に気を配ることが重要だと教えていただきました。また、低年齢児への接し方についても、言葉だけでなく表情やジェスチャーを使って、より豊かなコミュニケーションを取るよう意識することが信頼関係の構築に繋がるとアドバイスを頂きました。園の先生からアドバイスを頂き、心掛けることでより良い実習にすることができました。
③実習の感想
今回の実習を通して、子どもたちと関わる中でより細やかな配慮が必要であることを実感しました。特に、異年齢クラスでの活動では、年齢差を超えて子どもたち同士が互いに支え合いながら成長している姿を見て、思いやりや協力の大切さを学びました。また、コーナー遊びを通じて、子どもたちが自分の好きな遊びを選び、自由に過ごすことができる環境の重要性を実感しました。私はその中で、子どもたちの個性に寄り添いながら、見守り、必要に応じてサポートするように心がけました。低年齢児との関わりでは、言葉だけでなく表情や身振りを使うことでより深い信頼関係を築くことができました。一方で、もっと柔軟に子どもたちの気持ちを汲み取る力を高め、何気ない瞬間でも子どもの変化に気づけるようになることが今後の課題だと感じました。実習を通じて、自分の成長を実感することができましたが、今後もさらに実践を重ねて、より良い保育者になれるよう成長していきたいと思います。
洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、乳児から幼児まで全クラスで実習してきた古橋さんは、低年齢児へは言葉だけでなく表情や動きも大切にして関わることの大切さを実感してきたようです。残り1年間の授業や実習を通じて、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、社会に貢献できる保育者としてさらに成長できるようにサポートしてまいります。
実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。