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保育所実習Iに参加して(その5)

2025.05.09|Topics

洗足こども短期大学の1年生は2024年2月に保育所で実習をしました。
保育所実習Iについて、2年生になった原さんにお話を伺いました。

① 実習したクラスの年齢、子どもの接し方、関わり方

保育実習Ⅰでは、主に3歳児のクラスに入りました。部分実習では、過去に行事で「くれよんのくろくん」という絵本劇を行なったとお聞きしたので、読み聞かせを行いました。子どもたちが「僕(私)あの役やった」、「このあと〇〇が起きるんだよ」と絵本に夢中になる姿が見られました。読み聞かせを終えてからも、自分たちの劇の話を実習生に話したり、子ども同士で話して思い出す姿もありました。子どもたちが夢中になって読み聞かせを聞いてくれている姿に、嬉しさと保育の仕事のやりがいを感じました。

②実習先の先生からいただいたアドバイス

特に印象に残ったアドバイスは3点あります。

1つ目は、子どもと関わる際、たまに一箇所に集中してしまう事があり、子どもたち全体を見られるように、子どもが大勢居る方に背中を向けないなど、立ち位置を意識すると良いことを学びました。

2つ目は、散歩に行く時の準備や衣服の着脱、排泄時など、子どもが困っているとすぐに手伝いすぎてしまうことがあります。途中まで手伝い、後は子ども自身に伝えながら自分でやることで達成感を得て、また頑張ろうと思うことが、子どもの成長に繋がっていくことを感じました。

3つ目は、子どもとの生活の中で、よく観察することが大切ということです。中には、自分を強く主張し過ぎてしまう子、トラブルがあるとすぐに手を出してしまう子、少しでも興味を強く持つと保育者の話を聞けずに集中しすぎてしてしまう子など、色々な特性を持った子どもがいます。子どもと関わりながら、よく観察してそれぞれの子どもの特性を理解する事が大切だと学びました。

③実習の感想

保育実習を通して、保育者の方々からたくさんのお褒めの言葉やアドバイスをいただき、自分の自信になった部分や改善点など、多くの学びを得ることが出来ました。これから、短大での保育に関する学びを更に深めていきたいと思います。

 

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で主に3歳児のクラスで実習してきた原さんは実習先の先生から助言していただいた子どもたちをよく観察することの大切さを実感してきたようです。残り1年間の授業や実習を通じて、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、社会に貢献できる保育者としてさらに成長できるようにサポートしてまいります。

実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。