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トピックス教育実習Ⅱインタビュー (その5)
洗足こども短期大学の2年生は、5月~6月に2週間の教育実習Ⅱを実施しました。
今回の実習は、幼稚園免許取得の最後の実習で、1日、担任の先生にかわって子どもたちの前に立ち保育を進める経験もしました。学生にとっても大きな経験になったようです。
実習が終わった2年生の渡部さんに教育実習についてお話を伺いました。
①幼稚園実習で一番学びになったこと
子どもの主体性や個性を大切にした保育の重要性について、深く学ぶことができました。活動に取り組む際、子ども一人ひとりの気持ちを尊重する保育がとても印象に残っています。やりたい子ども達が自ら集まり活動を楽しみ、その他の子ども達は自分が「やりたい」と思った遊びに取り組むという姿がありました。それぞれが自分の意思で「何をして遊ぶか」を選ぶことで、自分の気持ちに素直になり、意欲的に遊びに取り組めることを学びました。また、牛乳パックを使って実際に座れる椅子を作る子どもがいた際、「牛乳パックって、そんな使い方もあるんだ!」と子どもの柔軟な発想に驚かされました。その発想は周囲の子ども達にも広がり、新たな遊び方として共有されていきました。このように、「やってみたい」「やりたい」という気持ちを大切にする保育を行っているからこそ、子ども達の発想力や挑戦する力が育まれているのだと感じました。さらに、子ども一人ひとりの個性を大切にすることで、子ども自身が「安心して自分を表現できる」「友達との違いを受け入れやすくなる」といった環境が整い、自分も友達も大切にできる心が育まれていくのだと思いました。このように、「その子らしさ」を尊重し、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添った保育の重要性について、改めて深く学ぶことができました。
②実習先の先生からいただいたアドバイス
責任実習では、紙皿に絵を描いたものを使ってバランスゲームを行う主活動を行いました。活動の準備段階では、どんな道具を使って飾り付けをしたいかを子ども達と一緒に話し合いながら決めました。当日、朝の会で「今日は昨日お話した紙皿に絵を描いてもらって、この紙皿を使ったゲームをするよ。みんなが考えてくれた絵の具や色鉛筆、ペン、折り紙が使えるよ。」と伝えましたが、使用できる道具については簡単に触れただけで終わってしまいました。その後の振り返りで、「もしかしたら、どんな道具が使えるのか分からない子どもがいるかもしれないから、『絵の具を使いたい人?』とか一つひとつの道具を子ども達と確認すると、子ども達も分かりやすくなると思うよ。」とアドバイスをいただきました。確かに、ただ名前を並べて伝えるだけでは伝わらない子どももいるかもしれません。一つずつ丁寧に確認することで、子ども達の理解を助けるだけでなく、「こんな道具も使えるんだ!」という興味や意欲を引き出すきっかけにもなると感じました。責任実習での改善点をしっかりと自分のものにし、今後の保育に活かしたいです。
③実習の感想
今回の幼稚園実習での目標は「学校で学べないことを学ぶ。」でした。実際にクラスに入ると授業や動画だけでは伝わらない子どもの無邪気さ、保育者が一人ひとりの子どもと向き合っている様子などを感じることが出来ました。子どものやりたいという気持ちを尊重した保育が展開されており、子どもの主体性が育まれているなと感じました。「いつも衣装を着て遊んでいるから、洋服を作ることを提案しようかな」などという子どもの興味関心から遊びを広げる保育者の工夫に感心を受け、より保育者理解が深まりました。また運動会練習の際、種目の1つである「サーキット」では「1位になりたい→空いている所に行く」「お父さんお母さんにかっこいい姿を見せたい→最後までがんばる」やサーキットの難しい所を全体で共有し、分かりやすいように紙に書き出し、子ども達と一緒に考える関わりが印象に残っています。子ども達と一緒に考えることで、運動会に対して前向きな気持ちになったり意欲が高まったりすると感じました。発言をしやすい温かい雰囲気があるからこその関わりだと感じ、クラスの雰囲気がとても大切だと学びました。今回の実習で学んだことをしっかりと吸収して、より良い保育者となれるようこれからも保育の理解を深めていきたいです。
洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。渡部さんは、「その子らしさ」を尊重し、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添った保育の重要性を強く実感したようです。渡部さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。
実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。