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保育所実習II インタビュー(その3)

2025.12.04|Topics

洗足こども短期大学の2年生は9月に保育所実習Ⅱを実施しました。
実習の終わった2年生の岡さんに保育所実習についてお話を伺いました。

①保育所実習で一番学びになったこと

子ども同士のトラブルの中で、状況に応じて臨機応変に援助する大切さを学びました。また、それぞれの子どもの思いに寄り添い受け止めるだけでなく、お互いの気持ちを子どもに伝わるわかりやすい言葉で代弁して伝える配慮の大切さも学びました。トラブルの中で子どもがどうしたいのかを問いかけたり、気持ちを整理して自分で行動できるよう見守る姿勢が重要であることも感じました。さらに、友だちとのトラブルだけでなく、一人で悲しい気持ちや悔しさを抱えて葛藤している子どもがいた際には、気持ちを切り替えられるように環境を変えて寄り添うことの大切さも学びました。

②実習先の先生からいただいたアドバイス

子どもの意欲や行動を促し主体性を育てるためには、子どもが見通しを持てるように工夫した声掛けや配慮が大切だというアドバイスを頂きました。普段から朝の会ではその日の活動内容を一緒に確認し、帰りの会では次の日の活動のヒントや内容を伝えることで、子どもたちが次の日を楽しみにする姿が見られ、子どもたち自身の意欲を引き出す為に大切な関わりだと感じました。実際に製作の責任実習では、完成形を前日に見せて「どんな色にしようか家で考えて来てね」など伝える工夫をすることで「楽しみ」と話す姿や、どんな色にしようかと言葉にしながら想像を膨らませる姿が見られました。当日の朝、「今日は何をするか覚えてるかな?」と問いかけると、全員が声を揃えて活動内容を答える姿があり、見通しを持ちながら子どもの興味や意欲を引き出すことが出来たのではないかと感じました。

③実習の感想

今回の実習を通して、子ども同士のトラブルに関わる中で、お互いが納得できるまでしっかり向き合い、それぞれのすれ違った思いを代弁しながら関わる難しさを実感しました。しかし、それぞれのトラブルに対して自ら様々な声掛けや関わりを実践していく中で、少しずつ子どもの気持ちに変化が見られ、私が対応に悩んでいるときに、保育者の方々が代わって関わる姿を見て、多様な伝え方や向き合い方を学ぶことができました。今回の実習で得た学びを生かし、子どもの状況に合わせて工夫した声掛けや配慮を心がけ、信頼関係を築いていける保育者を目指したいと思います。

 

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。短大生活も残り数か月になりましたが、さらに専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者となれるように洗足こども短期大学は全力で応援します。

実習生を受け入れていただき、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。