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<学生の声>教育実習からの学び(その2)〜子どもの姿から学ぶ

2021.11.16|Topics

1年生の幼稚園での教育実習(10月18日~10月30日の2週間)について
学生5名に座談会形式で、振り返りをしてもらいましたので4回に分けてご紹介します。

コーディネーターは、実習担当の井上眞理子先生にお願いしました。
第2回目は、「実習園の園児から学んだこと」についてです。

・発達に応じた教材を考える難しさ
絵本一つとっても、子どもの発達に応じた内容を選ばないと、子どもは楽しんでくれないのだと痛感しました。真剣に聞いてくれた時や、「もっと読んで欲しい」と言ってくれた時は、「この絵本にしてよかった」と大きな手応えを感じました。

・真剣に向き合えば、子どもも返してくれる
5歳児の男児とのおにごっこ、自分も本気で走りました。子どもたちも本気で楽しんでくれました。実習生の気持ちを子どもはダイレクトに受け取るのだと思いました。なんでも真剣にやることは、大切です。

・ルールを伝える難しさ
「これしちゃダメだよ」だけでは、伝わらないことを実感しました。注意したことで、関心を持って欲しい子どもが、実習生の関心を惹きつけようと、余計にダメなことをしてしまって困ってしまいました。「そんなことしちゃうと、先生、悲しいな」の一言の方が、よっぽど子どもに伝わりました。

・子ども同士の関係性の中で育つ
日々の生活の中でのやりとりを通して、思いやりを学んでいると感じました。泣いてしまった友だちの頭をポンポンしたり、自分のタオルを見せて「〇〇ちゃんの好きな□□だよ」などと声をかけている様子をみて、私も改めて思いやりの大切を考えました。

幼稚園児からは、実習生も「先生」と受け止めていますので、「先生」が園児からも学んでいることになります。実習では、実習園の先生の園児とのかかわり方を学ぶだけでなく、園児からも直接いろいろなことを学んでいます。