入学式は、ファンファーレに続き、開式のことばで開始され、パイプオルガンの君が代が演奏された後、新入生の入学者数が報告されました。
洗足こども短期大学の落合俊文学長が保育の道を目指して入学してきた新入生に保育者に求められる社会状況の紹介、在学中に保育の現場でも求められるICTスキルを高め、幼稚園教諭、保育士の資格の取得プラスアルファに挑戦してください。音楽に溢れている本学ではミュージカル、ウィンドバンド、ぐりとぐら、YOUKON、ゼミなどがありますので、ひとつでも多くのことに挑戦してください。青春の2年間たくさんの友人をつくり、涙あり、笑いありの感動的な学生生活を楽しんでください。心構を持つことの大切さとして洗足学園の建学の精神の実践標語、「理想高遠、実行卑近」を紹介され、理想の保育者像の目標実現に向けて、まずは明るく元気よく挨拶するなど身近なところから始めましょうとアドバイスされました。学園の教育理念、自立、挑戦、奉仕の精神を持ち続けて、2年後に一人の社会人として自立し、様々なことに挑戦して自分を高め、奉仕の心を持って社会に貢献していく姿を思い描いてください。2年間、笑顔で、明るく、のびのびと元気よく頑張ってください。皆さんの学生生活が豊かで、実り多いものとなるようにお祈りしていますとの式辞を述べられました。

次に、敬虔なクリスチャンであった創設者前田若尾先生とゆかりの深い霊南坂教会の主任牧師である後宮敬爾先生から、「洗足学園」の名前の由来についての講話をしていただきました。前田若尾先生が関東大震災の直後、震災での経験を基に学校を創ることを決意されました。十字架にかかる前の晩に愛の人イエスキリストが弟子たちの足を洗い、「互いに足を洗い合いなさい」と言われた言葉を前田若尾先生が学校を創るときに心から思い浮かべられ「洗足」という学園の名前にされたことを紹介されました。保育の根底には愛があります。そして愛の根底にあるのは相手の弱さを守ってあげることです。相手の弱さを共に担ってあげることです。
2年間よく研鑽し、出会い、何よりも前田若尾先生のスピリットを心に描いて社会人として自立しいっていただきたいと思いますという言葉で講話を締めくくられました。

2年生の在学生代表伊勢川桃さんが歓迎の言葉を述べました。
1年間授業や実習で学び、保育者になるという夢が近づいていることを紹介し、実習で子どもたちと関わり、保育者になりたいという思いがさらに強くなりました。洗足の授業では、保育の知識に加え、専門的な技術を学ぶ場や表現力を磨く場が用意されています。2年間、積極的に挑戦し、たくさんのことを吸収し有意義でとても濃い2年間になると思います。保育者になるのは一つのゴールですが、保育者になる過程が大切であり、あきらめずに最後まで頑張った経験が大切だと思います。自分の経験の楽しかったこと、つらかったことも友人と共有して一緒に乗り越えましょう。
実り多い学生生活を送られることをお祈りしています。

パイプオルガンの校歌が演奏され、閉式のことばに続きファンファーレで式典は終了しました。

式典終了後、映像と共に古田賢司先生指揮、洗足こども短期大学ウィンドバンドによる「威風堂々」の祝賀演奏が行われました。
祝賀演奏
Ｅ.エルガー／行進曲「威風堂々」作品39 第１番　ニ長調

新入生も映像と共に古田賢司先生指揮による洗足こども短期大学ウィンドバンドの歓迎演奏に感動し、今日から始まった学園生活に期待を膨らませていました。
祝賀演奏終了後、キッズスクウェアの教室に移動しオリエンテーションを行いました。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
皆さんが洗足学園の教育理念、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、保育者を目指して充実した学生生活を送られることを教職員一同応援しています。