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保育所実習Iに参加して(その3)

2024.04.19|Topics

洗足こども短期大学の1年生は2024年2月に保育所で実習をしました。
保育所実習Iについて、2年生になった阿部さんにお話を伺いました。

① 実習したクラスの年齢、子どもの接し方、関わり方
実習園では、たてわり保育を行っていました。
初日は0歳児クラスに入りましたが、表情や行動から子どもの気持ちを感じ取ることができ、とても楽しかったです。授乳も経験することができました。
2-5歳児のクラスでは、コーナー保育を行っていました。造形コーナーでは、集めた廃材を使って、子どもたちは船など自分の好きな物を作っていました。子どもに思う存分造形を楽しんで欲しいという保育士の願いが込められた環境が構成されていました。音楽リズムコーナーでは、子どもたちは、保育士のピアノに合わせてピアニカで音階を弾いたり、タンバリンやマラカスなどの楽器やリボンを持ち、好きな曲に合わせて一緒に踊ったり歌ったりしていました。たてわり保育やコーナー保育、乳児保育など、初めて経験することばかりで、とても良い学びになりました。

② 実習先の先生からいただいたアドバイス
園の先生から、同じことを全部のクラスでやってみるのも面白いよとアドバイスを頂き、全てのクラスで「はらぺこあおむし」のエプロンシアターの部分実習を行いました。
0歳児クラスでは、歌いながらエプロンシアターを披露しました。終わった後、ひとりの女の子があおむしを気にいって離さずに持っている姿が見られました。1歳児クラスでは、音楽に合わせて披露しました。音楽に合わせて手を叩いたり、「お腹はぺこぺこ」というところでお腹を叩いたり、ちょうちょになるところでみんなで立ち上がり、飛び跳ねて喜ぶ子どもの姿が見られました。
2~5歳児クラスでは、歌と物語で子どもとコミュニケーションを取りながら披露しました。「お腹は?」と聞くと「ぺこぺこ」と返ってきて、とても楽しかったです。
4.5歳児では、終わったあとにエプロンシアターが何でできているのか尋ねてくる子もいました。年齢や月齢、クラスによって、様々な反応が見られたことが面白く、良い学びになりました。

③ 実習の感想
最終日に、実習先の先生から「初日に0歳児クラスで子どもたちの中になんの違和感もなく入っていて、泣いてる子もほとんどいなかったのがすごい」とお言葉をいただき、とても嬉しく、自信に繋がりました。実習日誌も不安だったのですが、実習前に短大で日誌に関する指導を受けて、何を書いたら良いのかを掴むことができました。実習先の先生に「細かく書かれていて、毎日読むのを楽しみにしている」とありがたいお言葉を頂き、そのことも自信に繋がりました。2年次の責任実習に向けて、今回の実習で学んだことも活かしつつ、授業の中で子どもの発達に合わせた内容を考えられるように頑張ります。

洗足こども短期大学では、実習指導を含めて、学生がしっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てています。今回の実習で、たてわり保育やコーナー保育、乳児保育などを経験してきた阿部さんは年齢や月齢、クラスによって、子どもたちの様々な反応の面白さや保育の楽しさを実感してきたようです。残り1年間の授業や実習を通じて、自立、挑戦、奉仕の精神を大切に、社会に貢献できる保育者としてさらに成長できるようにサポートしてまいります。

実習生を受け入れていただき、ご協力、ご指導いただきました保育所の先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。