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トピックス教育実習Ⅱインタビュー (その1)
洗足こども短期大学の2年生は、5月に2週間の教育実習Ⅱを実施しました。今回の実習は、幼稚園免許取得の最後の実習で、1日、担任の先生にかわって子どもたちの前に立ち保育を進める経験もしました。学生にとっても大きな経験になったようです。
実習が終わった2年生の伊藤さんに教育実習について話を伺いました。
①幼稚園実習で一番学びになったこと
今回の教育実習IIでは、朝の子どもたちの登園から降園するまで自身が一日保育を担当する責任実習を初めて行いました。責任実習に備え、日々の保育者の動きや子どもに対する言葉がけを細かく確認するように心がけていました。
責任実習当日は予想以上に緊張をし、想定していなかったことが起きてしまうこともありましたが、冷静に判断をすることができ、最後までやり遂げることができました。子どもからは教科書通りに反応が返ってこないことも多くあるため、様々な事態を想定しておくことが大切だと責任実習を通して学ぶことができました。
②実習先の先生からいただいたアドバイス
日々たくさんのご助言を受けましたが、一番印象に残っているのは子どもたちに何かを伝える際の「伝え方」です。私は責任実習の主活動で製作を行いました。子どもたちに説明をする際や子どもの作品にコメントをする際に、伝えるスピードや声の高さをもっと意識すると良いと教えていただきました。このコロナ禍において保育者はまだマスクを外すことができないため、マスク越しでも伝わる目元の表情や大切なことを伝える際にはゆっくり伝えるなどの工夫をすることで子どもたちにも伝わりやすいとご助言をいただきました。
③実習の感想
10日間の実習を終えて、今回は責任実習のことで頭がいっぱいになっていましたが、子どもたちや先生方が支えてくださったおかげで乗り越えることができました。
幼稚園教諭は日々子どもたちと向きあって多くの行事を通し、成長を一番そばで見守ることができるという面に改めて魅力を感じました。幼稚園で実習を行うことは今回で最後になりましたが、教育実習IIで学んだことを糧に残りの保育所実習II、施設実習も頑張っていきたいと思います。そして、来年の春に向けて就職活動も同時並行し、悔いのない学生生活を送りたいです。
洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。伊藤さんが、実習のアドバイスで身に付けた子どもたちへの「伝え方」は保育者としてとても重要です。伊藤さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。
実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。