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教育実習Ⅱインタビュー (その3)

2022.06.23|Topics

洗足こども短期大学の2年生は、5月に2週間の教育実習Ⅱを実施しました。今回の実習は、幼稚園免許取得の最後の実習で、1日、担任の先生にかわって子どもたちの前に立ち保育を進める経験もしました。学生にとっても大きな経験になったようです。
実習が終わった2年生の西川さんに教育実習について話を伺いました。

実習で一番学びになったこと
〈特別な支援を要する子どもとの関わり〉

子ども一人ひとりに特徴があり、得意なこと不得意なことももちろんあるため、一人ひとりの子どもと真剣に向き合い寄り添うことはすぐにできるようになるわけではありません。今回の実習の中では改めて、特別な支援が必要な子どもにとって安心して自分の気持ちを伝えやすい環境、その子にとって心が開きやすい環境であるかということがとても大切であると感じました。挨拶を交わすことも含めた一つ一つのコミュニケーションを大切に、その子と向き合うことを増やしていくことで子どもとの距離も縮まり「先生!」と呼んでくれる姿や、「僕も!私も!やりたい!」と子どもから声をかけてくれる姿が増えていったことが一番の学びになっています。

実習先の先生からいただいたアドバイス

「こうしてみよう!ああしてみよう!こうしたらいいんじゃない?」などと保育者から子どもになげかけるのではなく、子ども自身が子ども同士で話し合いをしたり、想像を膨らませたりしながら体験や経験、実際に行動することが子どもの主体性だということを教えていただきました。

子どもが「やりたい!」と思ったことを保育者が尊重することで、子ども自身の達成感や満足感、そして充実感を味わうことに繋がるため、優しく見守ることが大切であることを学びました。

実習の感想

今回の実習を通して、私たち大人が気づかないことや、様々なことへの興味を持つ子どもの目線を学ぶことができました。また、嬉しいこと、悲しいこと、悔しいこと、それぞれの感情を子どもと一緒に生活している中で味わうことができ、保育者の仕事にとても魅力を感じました。

洗足こども短期大学は、「実践力」、「表現力」、「協働力」の3つの力が揃った幼稚園教諭・保育士を育てることを目指しています。西川さんが一つ一つのコミュニケーションを大切に子どもと向き合いながら信頼関係を築くことができ、子どもと触れ合いながら保育者の仕事に魅力を感じてくれたことは今回の実習の大きな成果です。西川さんが卒業までに「実践力」、「表現力」、「協働力」3つの力が揃った保育者になれるように全力で応援していきます。

実習生を温かく受け入れていただきご指導いただきました幼稚園の先生方、本当にありがとうございました。洗足こども短期大学の教職員一同厚くお礼申し上げます。