

幼児教育保育科について


一つでも、得意なこと、自信を持てる“何か”を持った幼稚園教諭・保育士を育てること。
それが洗足こども短期大学の目的です。
そのために、こどもの発達特性や指導の原理を理論的に学べるよう、
実習を重視した実践的な授業を豊富に取り入れたカリキュラムを組んでいます。
半世紀以上の実績と音大併設の最先端の環境で
資格+αの魅力を持った保育者を目指します。



3つの力をそなえた、
時代が求める保育者へ
3つの力を高める学びの特色として、独自の表現教育や保育現場で役立つ「引き出し」を増やすことのできる多彩な授業があり、しっかりした専門の知識と技術を身につけ、社会に貢献できる保育者を育てます。
未経験者から上級者まで
一人ひとりにきめ細かく指導
一人ひとりの経験や進度に合わせた練習方法で実力を伸ばします。 ピアノ演奏の基礎をしっかりと身につけ、保育現場に音楽を取り入れることができる実践力に繋げます。

同じレベルの仲間と切磋琢磨して上達できる
同じレベルのグループレッスンなので、他の人の演奏や指導に立ち会えることも学びになります。初心者だからこそ、2年間で確実に習得できるよう、「基本の基」から丁寧に指導していただけます。実習で「おべんとうのうた」の弾き歌いを経験し、今は検定に向けて練習をしています。
ピアノ初心者(湘南工科大学附属高等学校卒業)
専門家の指導で自分の得意を生かした曲が弾ける
洗足では、保育の曲だけでなくクラシック曲も弾けることが嬉しいです。音大の先生が、個々の得意に合わせて、表現力豊かな人にはゆったりとした曲、指がよく回る人には連符が豊富な曲など提案してくださるので、「素敵に弾きたい」と意欲を持って取り組めています。
ピアノ歴13年(川崎市立橘高等学校卒業)仲間と作り上げる本格的なミュージカル
2年次前期に選択できるミュージカルの授業。履修生たちは夏の公演に向けて、一生懸命に練習を重ねます。公演当日、心を一つに舞台へすべてをぶつける姿は輝きを放ち、前田ホールは客席の拍手と共に大きな感動に包まれます。
この授業では、豊かな表現力を身につけることと、仲間と一つの作品を作り上げる中でコミュニケーション力を養うことを目的としています。
吹奏楽を通じて、仲間と一緒に音楽の表現力を育てる
楽器経験者による吹奏楽演習の授業です。音大講師による本格的な指導、著名な指揮者を招いての本番、大ホールでの演奏と、部活動で吹奏楽を経験してきた学生もさらに表現の幅を広げられます。世界的に著名な作 曲家、ヤン・ヴァンデルロースト氏を招いてのコンサートを、前田ホールにて行いました。

ウィンド・バンドを履修し音楽を続けられることが入学の決め手
中学から始めたクラリネット。好きな音楽を続けながら、幼稚園教諭の夢に向けて学ぶことが叶う場所が洗足でした。演奏会という目標に向かい、週1回の限られた時間ですが、曲目の希望を出し合い、パート決めや練習方法を工夫して、仲間と演奏する楽しさを感じられる充実した時間です。
(相洋高等学校卒業)
友だちに誘われて履修! 自分の殻を破ることができたミュージカル!
ミュージカルの経験を通して、表現力を学ぶことができました。表情や口調でも人に伝わる部分があり、外面だけではなく、内面の感情も相手に伝わるのだということを学びました。他クラスにも友だちができ、大学生活がより楽しくなりました! ミュージカルは別の世界だと感じていましたが、履修して本当によかったです。
(神奈川県立横浜立野高等学校卒業)
保育を学びながら、ミュージカルをやってみたいと思い、本学へ入学!
自分の個性を理解し、この役を勧めてくれたことが嬉しかったです。稽古を積み重ねていくうちに、友達や先生から助言をもらい、役を演じることができました。自分の良いところも磨くことができました。歌の歌い方や体を大きく見せる技術は、保育者になったときにも生かせると思います!
(神奈川県立麻生高等学校卒業)
みんなで舞台をつくりあげる達成感!
工作が好きだったので履修しました。衣装が完成する瞬間や、実際に大道具ができ上がったときには、「やってみてよかった!」と感じました。アートスタッフをやって、最後まで行う達成感を味わうことができました。保育でも、お遊戯会の衣装製作や素材の生かし方など、活用できる技術を学ぶことができました。
(神奈川県立生田東高等学校卒業)企画から運営まで学生が実施・運営するコンサート〈YOUKON〉
学生が主体的に企画・運営することを良き伝統としたコンサート〈YOUKON〉は、毎年1月に開催されます。多くの授業の中で培われてきた音楽や造形の技術、さらには現場での実習や「ミュージカル」、「ぐりとぐら」などで得た表現力を総合的に発揮します。授業の成果を確認したり、仲間との感動を共有する代表的なイベントです。

全員が楽しめるYOUKONをつくりたい
YOUKON委員として、本番当日まで学生全体で一体感を持ち、当日までの過程を心から楽しめるようサポートしてきました。個性溢れる演技を楽しみながら披露する姿や、クラスや学年の垣根を越えて助け合い、励まし合う姿を見て、保育現場でも生かせる貴重な経験になったと感じています。
(神奈川県立住吉高等学校卒業)



目的を持って現場に参加してこそ、様々な発見・経験が得られます。保育に関する理解を深め、自信を持って実習に臨めるように、事前準備から実習を終えての振り返りまで、担当教員がきめ細かくフォローします。2年間で約10週間の実習を通じて実践力を身につけます。
「幼稚園教諭二種」と「保育士」の ダブル取得
1年次の4〜7月に基礎的な知識や経験を取得する、基礎実習を実施。 その後、学んだ成果を実践する実習を2年間で経験することで、 現場への理解度を深め、実践力が向上します。 また効率良く履修でき、「幼稚園教諭二種」と「保育士」のダブル取得を可能にしています。


敷地内の附属幼稚園で現場体験
洗足学園は敷地内に附属幼稚園があるので、グラウンドや食堂などで日頃からこどもの姿を見かけることが多くあります。また、外部の幼稚園実習へ行く前に附属幼稚園で実習の基礎を学べるだけでなく、自ら希望して行う「自主実習」や、運動会などの行事でお手伝いをすることもできます。

最初できなかったことができるように。こどもの成長する姿を見られたことがうれしかった。
初めての教育実習はご指導いただくことが多く、課題がたくさん見つかりました。中でも、こどもの前に立って話すとき、保育者として援助や配慮、声かけなどをどのように工夫すればよいかということが、次の実習の課題だと思っています。反省する毎日でしたが、こどもたちと過ごす時間は楽しかったです。実習が始まったころはできなかったことを、最後にはできるようになったこどもの姿を見て、成長を感じられたことが最もうれしいことでした。その間、実習をサポートしてくださる先生方には大変お世話になりました。実習前と実習後に個人面談をしていただいたり、実習期間中に直接会ってお話ができるように園を訪問してくださったりと、きめ細かなサポートをしていただいたおかげで、無事に教育実習を終えることができました。
(神奈川県立川崎北高等学校卒業)

異文化交流を通じた、幼児教育のさらなる学びと視野拡大を目的として、
2015年度より「海外幼児教育研修」を実施。場所は自然と文化の共生で発展している、アメリカのポートランド。
ポートランドの豊かな自然を体感し、自然と共生する生活や環境教育、これからの保育者に必要な知見を得ることができます。
※2020~2022年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施していません。


教員紹介
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坪井 葉子
つぼい ようこ教授
保育内容(健康) 乳児保育Ⅰ・Ⅱ
幼児理解とカウンセリングマインド
保育内容・総論 子ども家庭支援の心理学 -
井上 眞理子
いのうえ まりこ科長補佐・教授
保育者のための文章表現 実習指導
特別研究(ゼミ) -
秋山 徹
あきやま とおる教授
幼児音楽 特別研究(ゼミ)
-
石濱 加奈子
いしはま かなこ教授
保育内容(健康)
子どもの健康と運動遊び
保健体育 特別研究(ゼミ) -
下尾 直子
しもお なおこ教授
子ども家庭福祉
社会的養護 社会福祉
特別支援と保育 特別研究(ゼミ) -
坪井 葉子
つぼい ようこ教授
子ども家庭支援の心理学 乳児保育
幼児理解とカウンセリングマインド
特別研究(ゼミ) -
堀 純子
ほり じゅんこ教授
-
柳井 郁子
やない いくこ教授
教育原理 保育者論
保育・教職実践演習(幼稚園) 実習指導 -
伊藤 路香
いとう るか准教授
特別支援と保育 保育者のための文章表現
保育内容(人間関係) 実習指導 -
岡本 かおり
おかもと かおり准教授
教育心理学 子どもの理解と援助
子ども家庭支援の心理学 保育内容(健康)
幼児理解とカウンセリングマインド
特別研究(ゼミ) -
髙橋 優子
たかはし ゆうこ准教授
保育・教職実践演習(幼稚園)
保育内容・総論
教育課程論 実習指導 -
長島 万里子
ながしま まりこ准教授
保育原理
保育・教職実践演習(幼稚園)
保育内容(健康) 実習指導 -
山本 有紀
やまもと ゆうき准教授
教育心理学 子どもの理解と援助
幼児理解とカウンセリングマインド
保育者のための文章表現 実習指導 -
尾根 秀樹
おね ひでき専任講師
保育者論 保育内容(言葉)
実習指導 特別研究(ゼミ) -
加藤 翼
かとう つばさ専任講師
保育者のための文章表現
実習指導 特別研究(ゼミ) -
飯村 愛
いいむら あい助教
子どもの健康と安全 子どもの保健
乳児保育 実習指導 -
齊藤 加奈
さいとう かな助教
教育課程論 子育て支援
保育内容(環境) 実習指導 -
篠沢 薫
しのざわ かおる助教
子ども家庭支援論 子育て支援
保育者のための文章表現
特別支援と保育 実習指導
洗足こども短期大学(幼児教育保育科)の学習成果
洗足こども短期大学では「学習成果」を以下のとおり定めています。
- (1) 保育者としての自覚
- (2) 専門的知識および技術
- (3) 創造的な表現力および展開力
- (4) 柔軟な保育実践力
- (5) 社会性および協働意識
- (6) 倫理観と地域貢献への意欲